自分は日本人であるということ。アカデミー賞受賞作「イーダ」を観て感じるアイデンティティ。

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小松田です。今回は私が留学していたポーランドから映画作品を1つご紹介したいと思います。

映画の作品名は『イーダ(IDA)』です。この映画は2015年第87回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品です。

ニューヨークタイムズでは『近年公開されたヨーロッパ映画の中で最も優れた作品』と評されました。この映画のあらすじ、そして映画を見て感じたことを自身の経験も交えながら書いていきたいと思います。

あらすじ

イーダ1(出典:http://eiga.com/)

映画の舞台は1962年のポーランドです。戦争孤児であり修道院で育った少女アンナは、修道女になる前、院長から唯一の肉親である叔母の存在を知らされます。叔母を訪ねた彼女は自らの本名がイーダというユダヤ人であるということを告げられます。

突然告げられた自身の過去とアンナの両親の過去を知るためにアンナは過去を探るために叔母と共に旅に出ます。共産主義体制による抑圧やホロコーストの悲劇に翻弄された戦後ポーランドについて知ることのできる作品です。

見た時の率直な感想として全体的に静かでどこか息が詰まるような空気とモノトーンで鮮やかな映像を味わうことのできる素晴らしい作品だと思いました。

また、私はこの作品を通して“私はどこから来たのか、何者なのかというアイデンティティを探っていくと同時にこれからどこを目指していくのか”という強いメッセージを受け取りました。

この映画から、そして今回ポーランドから帰ってきて考えたことがありました。

自分が日本人であるということ

日本にいる時はそれほど強く感じませんでしたが、海外にいると自分が日本人であるというアイデンティティを強く感じさせられることがしばしばありました。

異文化を持つ他国に飛び込むことで自分だけ違うアイデンティティを持ち、違う環境で育ってきたということを強く感じさせられます。そしてそのようなアイデンティティを持った自分がその場所でこれからどのように過ごしていくのか、その国の人とどのように付き合っていくのか、ということを考えさせられます。

特に留学などの長期滞在になると旅行と比べて多くの国の人と会う機会が増えると思います。全く異なる文化や慣習で育ってきた人との対話は新鮮だと思います。時には日本との関係においてあまり良好でなかったり、日本にいるとあまりいいニュースを聞かない、といった国の方々と会う機会もあるかもしれません。そのようなときに相手との対話を拒むのではなく、その人の国や過去の歴史を知った上でどのように自分が先に進んでいくかということが大切だと思います。

相手の育った文化や慣習を知ったとき、相手(国)が自分(自国)にとってどのような存在であるのかを考えることよりも、相手にとって自分がどのような存在でありたいかということを考えることが自分と他者が付き合っていく上で重要なことだと思いました。

映画の中でアンナは自分の過去を知ることを拒み生きていくという選択もできたかもしれません。 しかし、アンナ(イーダ)は自分が誰なのかという自身のアイデンティティと過去に向き合います。当時カトリックが大半を占めるポーランドにおいてユダヤ人がどのような状況におかれ、アンナ(イーダ)が自身の過去と向き合い、一人の女性としてどのように生きていくのか。皆さんもこのポーランド映画の映像を楽しみながらも自身のアイデンティティや過去、そして異文化との対話について考える機会になればと思います。

この記事を書いた学生ライター

Yoshihiro Komatsuda
Yoshihiro Komatsuda
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ソウル国立大学政治外交学部2年の小松田義浩と申します。日本で高校を卒業した後、韓国のソウル大学へ入学、現在は休学をしてポーランドに留学中です。韓国やポーランドでの留学経験などを記事にしていきたいと思います!

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