ダニエル・ウェイズバーグとカーリー・ゼーキンという2人の20代の女性が始めた朝のメールサービスが、今話題を呼んでいるといいます。 一部の熱狂的なファンからは「聖書」と呼ばれているこの毎朝送られてくるメール。一体どういったものなのでしょうか?
BUSINESS INSIDERのインタビューを参考にご紹介します。
彼女たちが初めて出会ったのはお互いが留学をしていたローマだったそうです。そしてお互いが卒業した後、NBCでインターンをしていたのだとか。その時の彼女たちの仕事が「毎日のニュースについていくこと」だったそうです。
自分たちがインターンの仕事でニュースを追い続けているとき、彼女たちは、自分の身の回りの賢い友達がどれだけ世の中で起こっている出来事を知らないかに驚いたそうです。
彼女たちの友達は頭脳はあっても自分たちの身の回りで何が起きているのか知らない人がほとんどで、基本的な出来事について何度も質問を受けたのだとか。
そういったことから、彼女たちは毎日身の回りで何が起きているかを伝えるサービスを始めようと思ったのだそうです。(出典:http://www.businessinsider.com/)
そして彼女たちが作ったのが「The Skimm」という、毎朝6時に購読者に国内・国際のニュースやネット上で流行っていることをまとめたニュースを送るサービスです。
skimmというのはもともと流し読む、などという意味があり、このメールサービスで送られてくるニュースもまた“skim”できるボリュームにされているのだとか。
人々が起床し携帯をチェックするであろう毎朝6時ごろにニュースが詰まったメールを送信することで一日の始まりに自分のまわりや世界で何が起こっているかを理解することができるのですね。
彼女たちはたくさんの情報を一日にさまざまな機関から集めているそうです。(どこからという細かい情報は言えないそうですが)。
今月でThe Skimmは3年記念を迎え、購読者はすでに150万人を超えているそう。 この購読者の増加によって2014年度は7億9000万円もの収益を上げたそうです。
最初はたった二人の女性ではじまったこの会社も、今では従業員14人をかかえるまでに成長したのです。
アメリカで有名な司会者のオペラ・ウィンフリーも自身のツイッターで「私もThe Skimmの購読者になりました。賢くて楽しいニュースだと思います。」とコメント。
そして会社の創設者の二人はこのサービスの目的として、 「皆結婚式やパーティに行き、その会話の中で最近の出来事などが出てくることもあるじゃないですか。そういった時に(購読者の人たちが)会話を始めたり、会話にちゃんと入っていけるようになってほしいという願いがあります。The Skimmは自信を生み出すためのものでもあるのです。」とコメント。
彼女たちはこの右肩上がりの業績に関して「まだまだ始まったばかり」と語り、これからも彼女たちが掲げる目標に近づけるよう努力していくそう。
たしかに、朝から色んなニュースのサイトを見たり、新聞を読んだりするのは時間がかかりますよね。そんな時にそういった大事なニュースを読みやすいボリュームでまとめて届けてくれるこのサービス。筆者はとても素晴らしいと思います。
人との交友関係やコネを作るためにも身につけておきたい時事問題の知識や巷で流行っていることを毎日教えてくれるこういったサービスがもっと広がっていくと良いですね。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!