アメリカへの留学で気づいた、”アメリカ人の友達を作る”ために必要な4つの方法。

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こんにちは、国連職員を目指し、ニューヨークのナザレスカレッジに留学していた板倉美聡です。

今回は、留学まとめ編の最終回として、留学中に必要な友達づくりについて書かせていただきたいと思います。

祖国を離れて来ている留学生同士の結束というのは結構固く、彼らと仲良くなるのはそうそう難しいことではありません。 以前にパキスタン人、ザンビア人の留学生を紹介したとおり、同じ志を持つ優秀な仲間に出会えたのは中でも大きな収穫でした。

しかし、意外と難しいのがアメリカ人の友人を作ることです。

多くの人間は似た者同士で一緒にいることに居心地の良さを感じるため、 どこの国でもMajorityの集団はあえてMinorityと一緒にいることを選択しないように思います。 (留学生のなかでも、大人数だったイタリア人、フランス人はわりと常に一緒に行動していたように思います。Minorityだった日本人は望もうと望むまいと全員と仲良くしなければいけませんでした。)

1セメスターが終わった時点で、たくさん留学生友達ができたものの、 意外とアメリカ人の友達は少ないように思いました。

同じ悩みをもつ日本人留学生は少なくないかと思いますので、 ここで少しアイディアを共有できたらなと思います。マトメ1

 

1. 言語の授業をとる

私の場合2セメスター目からフランス語の授業をとったのはたまたまだったのですが、 思い返せば2セメスター目から仲良くなったアメリカ人の友達のほとんどはフランス語のクラスのメンバーでした。

まず、外国語を勉強している人は外国に興味がある場合が多いです。 そして何より、外国語を真剣に勉強している人は留学生が第2言語で大学に留学している苦労をよくわかってくれる傾向にあります。

アメリカ人は、英語が国際公用語であるがゆえに、自分が外国語を話さなくても外国人のほうが英語を話してくれる状況に慣れきっている感が正直ありますが、

フランス語を一緒に勉強していた友達は、 「外国語って難しいよね、美聡は英語が母語じゃないのにすごいね。」 と同じ目線に立って本気で褒めてくれたことがありました。

人間は、苦労を知れば知るほど他人の苦労に対する想像力が養われるものなので、その意味で言語の授業には留学生に理解のあるアメリカ人学生が多いのだと思います。

当の私も、留学を経験して初めて阪大に来ていた日本語ぺらぺらの留学生たちの凄さを実感し、また留学の辛さや厳しさも理解したと思える今は日本に来ている留学生の力になりたいとも考えています。マトメ13

 

2. 日本語のチューターに応募

留学生は基本学生ビザできているので就労は許されていませんが、 学校内での就労は例外的に認められている場合が多いです。

私のフランス人の友達はフランス語のチューターとしてアルバイトをしておりました。 留学先の学校に日本語の授業があれば、チューターになることで 少なくとも日本に興味のある学生に出会えて友達ができる確率は高いかと思います。

 

3. 掃除のおばちゃんや食堂のおじちゃん

友達って必ずしも学生じゃなくてもいいと思います。 私が案外仲良くなったのが掃除のおばちゃんや食堂のおじちゃんで、 お仕事の合間に話しかけると喜んでお話してくれてそこから学んだことも多くありました。

 

4. いろいろなコミュニティに参加

共通の目的のもとに活動し、そこから仲良くなるケースは多くあります。 私の場合、上院議員オフィスでのインターン先にてほかのインターン生や上司などと政治について話をしたり、となりの事務所のおじさんにランチに連れて行ってもらったり、人間関係が広がるきっかけになったと思います。

 

留学を考えている皆さんへ

マトメ11最後に、これから留学を考えている皆さんに僭越ながらメッセージを。

知識とか、英語力とか、世界中の友達とか。 留学で得られるものってそれだけでなく、何より“生きる力”みたいな泥臭い力なのだと思います。

考える能力は大学3年生なのに、話す能力は小学生並み。 このギャップってとんでもないストレスなんです。

でも、そんな言語という圧倒的なディスアドバンテージを背負って、 この一年、日米学生会議に始まり難民再定住ボランティアや上院議員オフィスでのインターンなど、色んな場に飛び込んできました。

字面だけみるとなんだか大そうに見えますが、 実際の違いは“やってみたか”“やってみなかった”だけで、やってみれば案外誰にでもできる事なんだと思います。

私もインターンなんて、不安すぎて受かった次の日から 「行きたくないよおおおおお!」とベッドで一人叫んでましたし、 何やってもできない、できない、といつも劣等感と背中合わせの毎日でした。

この留学を終えて、特に何かを成し遂げたわけじゃありません。

何を得たかというと、 とりあえず飛び込む、やってみる、だめでも落ち込まない、気にしない、だから何?(・∀・)となんなら開き直る、という“生きる力”みたいな泥臭い力だと思います。

そしてこれがステップアップへの財産となって、 いつか何か成し遂げるための礎になるんじゃないかと思います。

今回この留学コラムを執筆させていただくにあたって、 たくさんの友人からの応援と、 お顔やお名前も知らなかった多くの方から素敵なメッセージをもらいました。

私の拙い文章を読んでくださった読者のみなさんにこの場を借りてお礼を申し上げます。 ありがとうございました。

この記事を書いた学生ライター

Misato
Misato
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イギリスのダラム大学で平和構築の修士課程修了後、パレスチナで活動するNGOでインターンをしています。”フツーな私が国連職員になるために。ギャップイヤー編”連載中。 Twitter@Misato04943248<⁄a>

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