17卒のインターンシップの募集が始まってきています。ただ現状としてインターンシップという言葉の定義が曖昧になっているのも事実。インターンシップは本当にピンキリです。今回はそんなインターンシップについて3つの注意点を見ていきたいと思います。
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【2018卒必見】サマーインターンの気になる疑問を一挙に解決!(出典:http://www.intern-style.com/services/america)
インターンシップとは、学生が一定期間企業などの中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制度です。 日本においては、学部生では3年次の夏・春の長期休暇中に行く事がほとんどで、3年秋から本格化する就職活動に先駆けて就業体験を積むことで、就職活動本番でのミスマッチを防ぐ目的もあります。
リクナビ等の大手サイトに掲載されているインターンシップの7割が「インターンシップという名目の企業説明会」となっています。インターンシップという言葉は学生に非常に刺さり易く集客しやすいという面があります。企業説明会と聞くと学生は来づらいですが、インターンシップ開催という言葉だと魅力に感じるのです。
また、企業が見せるのは「良い部分」なので、雰囲気もかなりいいです。企業の表面しか見られない場合が多いので、その点を念頭においておきましょう。
インターンシップに参加する事は自身の経験、成長の上で非常に貴重な体験ですが、1Dayのインターンシップにいくら参加しても直接の評価には繋がりません。ただ最近増えてきている中期のインターンシップや長期のインターンシップなどは新卒採用では評価の対象になります。ですので、インターンシップに参加する際は是非中期・長期でしっかり実力が付き、会社の内部まで見えるインターンシップを選ぶようにしましょう。
インターンシップに参加する際によく目にする言葉が"選考とは関係ありません"という言葉です。これは結論から言うと書かないといけないので書いている、という形式的なものです。というのは、日本経済団体連合会が掲げている「採用選考に関する企業の倫理憲章」という文書の中で、
インターンシップは、産学連携による人材育成の観点から、学生の就業体験の機会を提供するために実施するものである。したがって、その実施にあたっては、採用選考活動(広報活動・選考活動)とは一切関係ないことを明確にして行うこととする。(日本経済団体連合会HPより)
と記載されているからです。 実際にインターンシップに参加する学生の中から、めぼしい人をリストアップして継続的にフォローするのは、新卒採用担当者の仕事の中では当たり前の事です。企業はインターンシップを実施するために非常にお金をかけているわけです。それを「採用の目的ではない」のにインターンシップを行うのはよほどの企業でない限りあり得ないのです。
ですので、インターンシップに参加する際は人事や社員から見られているという事を意識して参加しましょう。
Co-media さんで記事を書かせて頂く事になりました。 私なりに情報発信していきたいと思います^^