就活しなきゃ、就活しなきゃ、就活しなきゃ…… そんな風に自分を追い込みすぎた結果、やる気が出なくなってしまった、なんてことはありませんか?
3月に解禁されてから早3ヶ月、5月病を引きずって6月病に突入してしまっている人もいるかもしれませんね。 そんな落ち込んでしまったやる気と、就活へのモチベーションを取り戻すためになにができるか、今回はそんなお話です。
始めたばかりの頃はあんなに頑張れていたのに、なんで今はあまり力が出ないんだろう……、なんて考えこんでしまっては、余計にやる気が削がれていきます。
一つのことに長期間集中していては、やる気やモチベーションが徐々に下がっていくのは当然のこと、誰にでもあることです。突き詰めれば、ES(エントリーシート)が通過しないストレスや面接への過度の緊張、将来像が定まらない苛立ちなど様々な理由があるのでしょうが、それをいくら探したところで解決はしません。
また、やる気って出そうと思って出るものでもないですよね。「やる気を出そう」と思ってやる気が出るくらいなら、誰もそんなことで悩みはしないのです。 落ち込んでしまったやる気は仕方ない、時間を欠けて戻ってくるのを待ちましょう。
とは言っても、何かと締め切りやスケジュール調整に追われている就活生は、そんな悠長なことは言ってられません。一秒でも早くやる気を取り戻したいですよね。そんな時に私がよく使うのは、”丸一日何もしない”という手段です。え、もっとスケジュール的に厳しくなるだけじゃないかって?いやむしろそれが狙いなのです。
効率のいい人は一日にこなす仕事量を均等に割り振っていると思うのですが、それが案外やる気の減退を引き起こしていたりします。というのも、毎日同じ量の作業を淡々とこなしていると、飽きる。そして、慣れてくると時間的に余裕ができる。そうすると、作業の合間に15分とか、30分とかの休憩を挟むようになり、それが1時間2時間とどんどん伸びていく。
適度に休憩を挟むことは確かに重要なのですが、それはあくまでもスケジュールがとても厳しい場合の話。そもそもの作業量に余裕が有るのに、さらに休憩を挟むというのはただ怠けているだけですね。でも人間怠けたい生き物ですから、それが当然。だから、いっそ1,2時間なんて短い時間じゃなく、24時間丸1日休憩してしまう。そうすることで、次の日には遅れを取り戻すべく必死に取り組まざるを得ない、という状況が生まれます。それが自然とやる気アップに繋がったりします。
もちろんこれは就活だけに限らずどんな作業にも有効な方法だと思いますが、就活には特に有効だと思います。 なぜなら、休んでいる期間には逆に余裕を持って将来のことを考えることができるからです。以前の記事 にも書きましたが、就活で大事なのは自分と向き合うこと。
普段の余裕の無い(ように感じている)生活の中で向き合う自分と、今日は何もしないと決めて余裕を持って向き合う自分とでは、また違う姿が見えてくるはず。それはその日をいつもと同じようになんとなく一生懸命やった気になって過ごすよりも、きっと役に立つはずです。
就活中は余裕がなくなってしまいがちですが、それは自分でそう追い込んでいるだけのこと。 確かにESの締め切りや面接日程など自分ではどうにもならないこともありますが、何も一日休んだからといってどうこうなるほどの忙しさでは無いはずなのです。 忙しぶった自分ではなく、本当の自分に余裕を持って向き合う。 そうすることで、明日からの活動にも、再び身を入れて取り組むことが出来るようになると思いますよ。
2012年4月、秋田県秋田市にある国際教養大学(AIU)に入学。グローバル・ビジネスを専攻とし、2014年9月からはポーランドのワルシャワにあるワルシャワ経済大学(SGH)へ約1年間の留学中。AIUではサークル活動である演劇に、SGHでは旅行と美術館巡りに熱中。日本ではあまり馴染みのないポーランドという国の魅力を、一人でも多くの人に伝えたいという想いで記事を書いています。