ゴルフといえばお金持ちに人気のスポーツという印象が強く、実際に収入が1000万円を超える家庭からのプレーヤーがほとんどです。しかしReutersによれば、その人気は低迷しており、過去8年でアメリカ国内のゴルフ場の数は減少する一方です。 The Economist によると、“ゴルフの魅力とはゆったりとした癒しをもたらすことであるのに、現代社会の早いペースを好む人々には上手く合わず、理解に苦しまれている”とあります。
そんな中、最近話題となっているのがサイクリング。 ゴルフとは全く違う雰囲気ですが、なんと新しいゴルフとも呼ばれています。 最近では「弱虫ペダル」といったロードバイクを題材にした人気漫画などの影響もあり、ロードバイク愛好家が急増加しています。
自身のサービスを売却したり、YahooとYelpの出資をしたりと活躍を続けるウクライナ出身の起業家、マックス・レヴチンは、熱烈なサイクリストとしても有名で、インタビューで下のように語りました。wikipedia
シリコンバレーだけでなくアメリカ東海岸全体で、若い役員によるたくさんの会社が成功を納めています。 契約をしたりアイデアを出し合ったりするために、接待として長年ゴルフが選ばれてきました。 ゴルフをするのに汗をかく必要はないし、ときどきスポーツをしているようなふりをすればいい、そんなゴルフは分かりにくいスポーツなのではないでしょうか。 ボールを打っては祈る、そんな繰り返しです。 もちろんスキルがあれば祈りを捧げる必要はなくなるのだろうけれど、良くも悪くも終わりが見えないスポーツだと思います。
一方、従来の青年実業家とは異なり、ゆっくり歩き回るだけなんてつまらない!と、最近は実際に身体を動かしてアウトドアを楽しむ若者が増えてきています。現代の若い役員たちはフィットネスというほど身体を動かせないゴルフに興味を持てず、Fitbits 、MisfitsJawbones などの運動の進歩をモニタリングできるサービスに人気が集まっています。彼らが言うに、“わざわざジムに行って、1時間不快に同じ景色を見ながら運動して、1時間後やっと帰れると喜ぶなんて本当無駄。”なのだとか。サイクリングは実際に自分がどれだけ走れたか確認することが出来ます。
米国ゴルフ財団法人はレヴチンの解析が正しいと明かしています。財団によると、毎年ゴルフの人気は落ち込み続けているそうです。(出典:http://sports.qbei.co.jp/blog/bicycle/16308)
USAサイクリング(USAC)によると、2002年から2013年にかけて、自転車免許の取得車は76%も飛躍的に増加しました。
出典: http://syonai-hakusan.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-7faf.html
ゴルフプレイヤーにとって、ゴルフクラブは良い合金でできていて、何かよくわからないけどとにかくすごい物を選ぶのが絶対です。 すごい豪邸を持っていることを自慢すれば良いゴルファーあることが証明されるわけではないでしょう。所有する不動産を見せびらかすより、例えば自分の低い体脂肪率だったり、所有するエクササイズマシンや装備、設備などを見せたりする方がステータスは高いでしょう。
もちろんサイクリングには大金が必要です。1台の自転車一式にゆうに200万円かかるのもざらです。しかし一生使わないかもしれないゴルフセット一式に同じ金額かけることを考えれば、交通手段にもなるのだし、自転車を選ぶでしょうね。
一台最低でも2万ドルはするであろうレヴチンの愛用自転車、限定モデルのCervélo Rcaの写真がこちら。
最近ゴルフ場で若い会社役員を見かけなくなったなあと思ったら、皆もしかしたら道で自転車を走らせているのかもしれません。(出典:http://www.avelotokyo.com/2013/11/greg-lemond.html)
アメリカ極寒の田舎で4年半国際ビジネスを勉強してました。卒業後アメリカ南下を目指すも失敗し、北上してさらに極寒のシカゴで働いてます。これは!と個人的に思った海外記事を発信していきます☆